1999年7の月

とうとうやってきました。ノストラダムスの予言の月。
私も小さいころから、この年を常に意識し、「1999年には○○歳になってるなぁ。どんなおとなになってるんだろうな・・・。」なんてぼんやりと考えていたものだった。
そして今年・・・。とうとうその月が明日というところまでやってきた。


今のところ世界情勢も、局所的に不安なところもあるが、米ソの冷戦も事実上終結し、直接の核の脅威は薄らいでいるようだ。そこでマスコミは他にそのタネを探した結果、人工衛星の墜落だ、ウィルスだ、コンピューターの2000年問題だ、とありとあらゆる危険性を列挙し、つじつまを合わせよう?としているように見える。

そんな時代に、中学生の子供達はどのように考えているのか、私の塾で余った時間を利用して作文を書いてもらった。題名は、「1999年7の月、果たして何が起こるのか」である。何かが起こると思った人は、その具体的内容を推測してもらい、起こらないと思った人は、 なぜそう思うのか 、理由を書いてもらうことにした。その結果を以下紹介しましょう。

 

起こる派

T.H 三年男子


1 北○鮮軍の最新兵器、「テポドン」が日本や世界に向けて発射されると思う。

2 地球環境に異変が起こる。温暖化、大気圏のオゾン層の破壊。

3 2000年問題、コンピューターの誤作動 人類は自分たちで作った物質文明に自ら滅ぼされる。

(この子はとても現実的です。とらえている問題も、現代社会の不安そのものです。)

Y.O 三年女子

 今年は何かが起こると思う。しかし、いつも良いことがあると思っていれば、良いことがあるだろう。だからみんなは宝くじを買うんだ。当たるわけないと思うんなら買わないだろう。
みんなが挨拶のように「不景気だ」と連呼するから不景気になっているんだ。だから良いことばかり考えていれば、きっと良いことが今年中(7の月)に起こるだろう。

(この女生徒の場合、起こるといっても楽観派で、特に景気に関しては鋭い観察をしています。驚かされます。)


起こらない派

 

H.K  三年女子

 私は何も起こらないと思う。ずっと昔の人が言ったことを私達がそのまま信じても良いのでしょうか。だったら私は、予言したいです。「私達はこれからもずっと平和に、楽しい日々を過ごせる」と。
 この世の当たりはずれを全部知ってしまったら、この先ちっとも楽しくありません。
残りの中学生活と、これからの高校生活を送りたいです。


中間派

S.E 三年男子

 ノストラダムスの予言は、今まで当たってきていると言われているので、何かが起こると思う。でもそんなに大げさなものではないと思うし、空から何かが降ってくると言われているけれども、それなら何かが発見されてもおかしくないと思うので、隕石などは降ってこないと思う。
 でもそんな予言のせいで大騒ぎして、少し馬鹿らしいと思う。もしそんなことが起きるなら、大騒ぎしても意味はないし、起こらないなら起こらないで、あとになって、どうしてこんなに騒いだのかと思うだろう。
 本当に世界が滅ぶなどと、そんなに大きな問題は、僕たちには何もできることがないので、何も起こらないと信じて、前向きに生きている方が絶対にいいです。

今年はややこしい年になりそうです。


起きて欲しくない派

N.O 三年男子

 死ぬのはイヤだ。それに今までの入試のために勉強してきたのに、 その前に死ぬと今までやったことがすべて無駄になってしまうから。ノストラダムスは意味の分からないことを言って死んだだけで、何で彼のことをみんな信じているのか。テレビではいろいろなことほ言っているけれど、テレビでは悪いことばかり想像して言って、みんなを怖がらせている。なぜ良いことを言わないのだろう。
 もしかしたら良いことが起きるかも知れないと思っている。


まとめ
このほかにもまだ作文はあるのだが、割愛させていただく。

全部読み返して思ったのは、否定派には現実的に物事をとらえている子が多かった。
また空想力のある子は、この不安をかえって楽しんでいる傾向があった。どちらにしろ、子供達の7の月への関心度は高いようである。

 

さて、現実ではどうなりますやら。もうそこまで来ているのですからね。7の月は。

明日はこの問題について、なんとかのジョン・レノンが霊界から送ったメッセージについて紹介いたします。???