9月の書き出し例
9月上旬
■新秋の候、朝夕大分凌ぎやすくなってまいりました。
■新涼の候、風の中にも秋を感ずる季節になりました。
■初秋の候、ご機嫌良くお過ごしのことと存じます。
■新秋の候、日毎に空が青く澄んでまいりました。
■初秋のみぎり、夏のお疲れは出ていませんか。
■暑さ去りやらぬ日々ですが、お元気でお過ごしですか。
■秋とは名のみで、まだまだ残暑厳しい毎日です。
■九月とも思えぬ暑さに、今日もクーラーをつけてしまいました 。
■爽やかな秋風が心地よい今日この頃です。
■秋爽やか、通勤時の挨拶の声々にも元気が戻りました。
■お子様たち、お元気で新学期を迎えられたことでしょう。
■新学期になってようやくお便りをする余裕もできました。
■夏休みも終わってほっと一息、ゆっくり新聞を読みました。
■二百十日もおだやかに過ぎて、ようやく秋めいてまいりました。
■心配された台風も去って、今朝は抜けるような青空です。
■天災、人災引きもきらないこのごろ、防災第一ですね。
■蝉しぐれの後は虫たちのコーラス、趣き深い季節の変わり目です。
■日暮れとともに始まる虫のコーラス。今日の曲目は何でしょう。
■久しぶりの雨。清秋の風情を味わいました。
■一雨ごとに涼しさが増して過ごしやすくなってまいりました。
■秋爽やか、窓をあけて深呼吸する澄んだ朝です。
■街のショーウインドーはすっかり秋色。秋一番乗りですね。
■秋冷に備えて、薄手のカーディガンを買いました。
■ススキが夕日に映えるころ、夜空の月も美しくなります。
■初咲きのコスモスが風に揺れて、秋近しを感じさせます。
■菊のつぼみもふくらみ始め、秋の到来を予告しています。
■重陽の節句、飲む口実には最適ですね。
■秋季大会を控えて、朝練に余念のない息子たちです。
9月中旬
●朝夕ようやくしのぎやすくなってまいりました。
●台風一過、日に日に秋らしくなってまいりました。
●涼風肌に心地よく、過ごしやすい季節になりました。
●残暑の中にも、まちがいなく秋の気配が感じられます。
●ことのほか遅い秋を、背伸びして待つこのごろです。
●連日の秋日照りで、また夏のTシャツが再登場です。
●九月も半ばになって、ようやくクーラーから解放されそうです。
●秋晴れに、すすきの初穂が美しく光っています。
●十五夜の月に誘われて、久しぶりに夜の公園を散歩しました。
●脱都会、田舎に引っ越して、月の美しさを知りました。
●息子は独立、娘は大学、パパは単身赴任、各地からバラバラに月を見るわが家のお月見です。
●敬老の日も近く、嬉しい初孫の誕生ももうすぐです。
●「敬老なんてとんでもない」と言いながら、孫に会えばメロメロの じじ、ばばになる我が両親です。
●父母、いよいよ若く、敬老の日どこ吹く風で海外旅行中です。
●秋祭りの季節、今年はパパがおみこしを担ぎます。
●草野球たけなわ、休日の朝寝も当分お預けです。
●スポーツの秋、食事係、洗濯係、応援係のママは大忙しです。
●台風一過の秋晴れの中、近隣の山を歩いてきました。
●秋の七草を愛でつつ山路を歩くのも、この季節の楽しみです。
●萩やすすきが風に揺れて、秋を先どりした山里ハイクでした。
●コスモスが風に揺れて、秋の風情いっぱいのウオーキングでした。
●芸術の秋、日曜画家の私も、展覧会に向けて大忙しです。
●葉鶏頭(はげいとう)が秋の深まりとともに色鮮やかさを増してゆきます。
●鶏頭の赤が、秋の花壇を独占しています。
●今日アキアカネが飛んでいました。秋到来です。
●夏のざわめきが嘘のような、静かな浜辺で貝拾いをしました。
●運動会の練習の声が、本格的な秋への助走を感じさせます。
●夕暮れからの秋の楽しみは、虫たちの大合唱と名月でしょう。
●すずかけの街路樹の風のそよぎにも秋の気配が感じられます。
●夜露朝露に、秋の風情ひとしおのこのごろです。
●山からはキノコにアケビ、山葡萄が採れ始めました。
9月下旬
△暑さ寒さも彼岸まで、いっぺんにしのぎやすくなりましたね。
△彼岸花の咲く中、家族皆でお墓参りをしました。
△木々を渡る風にも秋の深まりを感ずるこのごろです。
△秋凉の朝、あわてて長袖に着がえての出勤です。
△一雨ごとに、秋気の深まりが実感されます。
△あなたにお手紙したくて、秋の便箋と封筒を買いました。
△夕べの野分が、秋を呼び寄せたかのように、涼風になりました。
△コスモスは秋日和に一番よく似合う花ですね。
△今日のメインディッシュは旬の秋刀魚です。
△各地から菊の便りが聞かれて、いよいよ秋本番でしょう。
△野山も色付き始め、素人カメラマンは大忙しです。
△久しぶりの雨の休日、終日写真の整理で過ごしました。
△スポーツの秋、運動量に比例して食欲も増してゆきます。
△天高く、できれば肥えたくない秋です。
△指揮者はどなた? 虫たちの演奏会は、今たけなわです。
△息子が海でアオリイカを釣ってきました。今年は豊漁のようです。
9月の結びの言葉
▲涼風の候、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。
▲今年の残暑はことのほか身にこたえます。どうぞお体おいといくださいますように。
▲残暑厳しき折り柄、お体お大切になさってください 。
▲どうかご健康にご留意のうえ、お元気で秋をお迎えくださいませ。
▲夏負けなされませぬよう十分ご自愛ください。
▲夏バテせずに、お元気でお過ごしくださいませ。
▲暑さももう少し。しっかり栄養をつけてがんばりましょう。
▲涼風吹くころこそ油断なりません。ご体調にご留意くださいませ 。
▲爽やかな秋を、どうぞご存分に楽しまれますように。
▲秋日和の季節、どうぞ爽やかにお過ごしなさいますように。
▲ご趣味にスポーツに、実り多い秋をお迎えになられますように。
▲秋の旅行、楽しみです。早速に計画を立てましょう。
▲ご趣味の絵の展覧会、ぜひご案内状をくださいませね。
手紙に使える9月のキーワード
9月の植物 コスモス、彼岸花、 ほおずき、りんどう、 われもこう、菊、 秋の七草(萩、すすき、くず、なでしこ、 おみなえし、ききょう、 ふじばかま)、
鶏頭、 せいたかあわだちそう、露草、赤まんま
9月の異名 長月、紅葉月、夜長月、菊月 寝覚月、菊咲月、玄月、陰月、 濃染月、色どる月、稲刈月、 September
9月の動物 雁、松虫、鈴虫、 こおろぎ、蟋蟀(きりぎりす)、轡虫(くつわむし)、うまおい 、蟷螂(かまきり)、赤とんぼ
9月の風物詩 新学期、台風、野分、秋の彼岸. お墓参り、運動会、十五夜 月見、菊の節句、鰯雲、 秋の七草
......の候、......のみぎりという使い方のできる語句 初秋、新秋、新涼、秋凉、白露、秋冷、灯火親しむ、孟秋、秋色、秋気、野分、秋晴、清涼、台風一過
9月のそのほかの季語 秋日照り、秋の長雨、初冠雪、秋出水、待つ宵、名月、 十六夜、立待月、 落とし水、宵闇、 高潮
9月の食べ物 栗、いちじく、おはぎ、ぶどう、梨、ざくろ、 青みかん、きぬかつぎ、さんま、いわし
(参考文献 主婦の友社 手紙の書き出しと文例と結びの言葉)
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