借金の依頼

拝啓 (時候のあいさつ)今日この頃、皆様にはいよいよ清適のことと、お慶び申し上げます。

さて、不躾ではございますが、少々お願い事があり、寸書をしたためました。

実は、大変申し上げにくいのですが、小生の店がこのところの不景気のあおりを受け、経営が深刻な状態になっております。債権者からは連日矢の催促で、家には脅迫まがいの電話が日に何本も押し寄せ、妻は最近ノイローゼ気味です。

ついては、大変恐縮に存じますが、○万円ほどご都合していただくことはできませんでしょうか。○万円があれば、当座の窮状はしのげ、再建の可能性も十分に出てまいります。

市中金融に頼めば、○万ほどはすぐに用意してもらえますが、できれば高利のお金に手を出し、奈落の底に落ちるようなことはしたくありません。一生一度のお願いでございます。格別のご高配を賜りたく、心よりご嘆願申し上げます。

略儀ではございますが、書面をもってご依頼まで申し上げます。 敬具 
借金の催促

さて、早速で恐縮ですが、過日ご用立ていたしました○○万円の件ですが、お約束の期日がすでに一週間ほど過ぎておりますので、ご連絡いたします。

いろいろご事情はあろうかと存じますが、なにぶん宜しくご配慮くださいますよう、謹んでお願い申し上げます。

催促がましく、申し訳ございません。

まずは右ご依頼まで。                   敬具
借金のお礼

 このたびのあつかましいお願いを早速お聞き届けくださいまして、まことに有難うございました。改めてお礼申し上げます。

 おかげさまで仕入の支払いも完済し、滞りなく店の経営を続けることができました。家内、愚息ともども感謝いたしております。このご恩は決して忘れず、一同気持ちを引き締めて精励、奮闘いたす覚悟でございます。

 貴兄にお約束しました期日には必ずお返し申し上げる決心ですので、それまでは何卒よろしくお願いいたします。

 末筆ながら、貴社のご隆盛をお祈りし、重ねて厚く御礼申し上げます。
借金の依頼の断り

拝啓 先日のお申し入れの件ですが、とても心痛む思いでお貸しできないことを、お伝えしなければなりません。

あなたのことですから、私にあのような電話をしてきただけで、せっぱ詰まった状況であることは、容易に想像できます。できれば何とかしてご要望にお応えしたい気持ちでいっぱいです。

けれども先日も電話で少しお話ししましたが、このところどの会社も景気がおもわしくないようで、昨年の暮れには○○が○○に遭い、私の家から○○ほど融通したのですが、未だに返済の目処が立たないとのことです。

そのお金さえあれば、お申し越しの金額は、なんとかご都合できるのですが、あいにくそのような状況なので、お断りする以外に方法がございません。

このようなときにこそご支援申し上げたいのですが、ただ陰ながら、あなたがこの苦況を乗り越えられるようお祈りするばかりです。

何もお役に立てず、本当に申し訳ございません。

取り急ぎご返事まで申し上げます。             敬具


 

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