当選と就任のあいさつ

話し手は、聞き手との間に距離をおかず、親しい気持を育て、心の交流をふかめてゆくことが大切です。話し手の位置は、なるべく聞き手に近く、聞き手との距離が遠のくと、心も遠のくことにしばしばなりがちです。

 壇上で話をするときは、壇の中央に立ち、前列の人の左右も十分にみられるような、ゆとりのある位置に立ってから話しはじめましょう。

感謝と喜びと期待を 

当選のあいさつは、激しい選挙戦をたたかいぬきやっとわが手に勝利を得て、祝うほうも祝われるほうも喜びが大きく、興奮状態にありますから、そういう雰囲気にまきこまれて、その場かぎりの約束や、実行不可能な大言壮語をはかないように、くれぐれも注意をします。まず選挙に直接、間接に協力いただいた人に感謝の言葉をのべ、当選を機会に新たな決意で進みたいと所感をのべます。就任のあいさつは、当選後の具体化した場でのあいさつになりますが、やはり誇張した表現はさけて、自分の所信を周囲の人に知ってもらえるよう、

自己紹介をかねて、抱負、期待を率直に語ります。

当選祝賀会の司会は

 

◆ 司会者の心得

1 適当に礼儀を正しくし、決してハメをはずさないように注意する。

2 公職選挙では、当選祝賀会も取締りの対象になっていることを心得、内輪のお祝いにも     気を配ることが必要です。

3 喜びの雰囲気をもり上げるように、出席老全員に心を配ります。

◆ 祝賀会の順序

1 開会のあいさつ

2 選挙事務長のあいさつ

3 当選者の謝辞

4 乾杯

5 来賓の祝辞

6 祝電披露

7 余興


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