小学校入学式でPTA会長のあいさつ

皆さんおめでとう。今日からいよいよ一年生ですね。みんなうれしそうに、にこにこしていますね。これから皆さんは、いままで知らなかったことをお勉強することで、だんだんにいい子になっていくわけです。どんなことを勉強するのかといいますと、読み方や書き方を習い、数の計算を習い、絵をかいたり歌をうたったりして楽しく、お勉強するのです。小学校で一生懸命お勉強をしておきますと、大きくなって上の学校へ上がったり、お仕事につくとき、大変役に立つのです。

ですから皆さんは、先生方のおっしやることをよく聞いて、楽しいお勉強をたくさんしてください。皆さんのうしろで、今日の入学式をよろこんでいらっしやるお父さんやお母さんは、今日からPTAの会員になります。PTAというのは、皆さんが楽しいお勉強をするためにはどうしたらよいか、ということを先生方とよく相談する集まりです。

皆さんのお父さんやお母さんは、PTAを通じて、皆さんと同じように、学校のことを勉強していらっしゃるのですから、皆さんも負けないで、よくお勉強いたしましょう。

初のPTA会合で会長のあいさつ

本日は、当小学校の一年生の父兄を迎えまして、はじめてのPTAの会合でございます。一年生の父兄の皆さま、このたびはご入学おめでとうございます。

PTAは改めて申しあげるまでもなく、学校へ入学した子どもの親たちで作っている学校への支援団体でございまして、その活動は、会員の会費によってまかなわれています。これにつきましては、後ほど役員から具体的なお話しがあります。

私は、日ごろの私の所信をのべ、入学祝いのごあいさつにかえさせていただきたいと存じます。

最近マスコミで、子どもの教育について過保護と無関心があるということが、問題になっております。いずれも両極端でございまして、無関心とは、お子さんと親御さんが話し合いの場をもたないで、お子さんが勝手な方向へつっ走って、非行になるもとを作ります。

一方、親がつききりで、必要以上に面倒をみる過保護は、子どもの自主性を失います。大学の受験にまで保護者がついていくというのは、まったく成長過程での過保護が原因で、これでは社会人になっても、一人では物事の判断をできない、自主制のない人間になってしまい、まったく困ったものです。

小学校時代の親と子の結びつきは、将来に対する決定的な基礎をなすものですから、どうか皆さん、過保護、無関心の両極端にはしることなく、よき中庸をもちまして、子どもの幸せのために親として努力なさらんことを願い、ごあいさつにかえます。


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