新婦の友人からの祝辞

 

本日はおめでとうございます。今日のこの晴々しいお席に見る恵さんはまた一段とお美しい。ある意味ではねたましくもございます。今日のこの日をご両親様はどんなにお喜びになっていられることでしょう。

 私と恵さんは仲のよい高校の同窓生でございました。なぜ仲がよかったかと申しますと、どうもどちらもあまり目立つ特長がなく、お互いに優越感や劣等感となるものが何もなかったからではないかと思います。いうなれば、ドングリの背くらべ、とでも申しましょうか。ごめんなさいね、こんな妙な言い方をして、でもそのドングリの中からまっ先に結婚にゴールインした恵さんは、たしかにただのドングリではありませんでした。

 以前こんなことがありました。確か高校の三年の夏、恵さんをまじえて四、五人の友達といっしょに、○○に行ったことがありました。(中略)

 恵さんはこんな方です。困ったときでも取り乱さない。あのときほど恵さんが頼もしく思えたことはございません。そんな恵さんが、いま花嫁さんになったのです。ご主人様はさきほどお仲人様のお話にもございましたが新進気鋭のエンジニアでいらっしゃいますとか。頼もしい恵さんに、また素晴しい頼もしさの結びつきで、私たちはその前途を大いに祝福いたしたいと存じます。簡単ですがこれをもちましてお祝いのことばにかえさせていただきます。


斉藤さん、史恵さん、おめでとうございます。お父様方、お母様方おめでとうございます。そしてご出席のみなさま、おめでとうございます。

 わたくしは、三人の友達を代表してごあいさつ申しあげます。しかし、こんなはれがましいところでお話をするのは、はじめてのことで、昨夜もおちおち眠れませんでした。いろいろなことが胸に一杯あって、どれをどうお話ししてよいかわからないうちに、夜が明けてしまいました。家を出るとき父は、「かぼちゃ畑で話すつもりで」と教えてくれましたので、そのつもりで少しは胸の高鳴りも静まっておりました。

 しかし、この席に坐らせていただき、こうして立ち上がりますと、あんまりご立派なかぼちゃばかりで、また考えていたことはみんな混線して、満員電車の中のように右も左もわかりません。

 史恵さん、あなたのように温かな人は、わたくしと結婚するであろう人を除いては、ただ一人の方だと思われます。

 斉藤さん、どうか変らぬ愛で包んであげてください。男の方は強いからすぐおこったり、いじめたり、腕力を使おうとします。どうぞみなさまも、斉藤さんがそんなことをなさらないという、誓いの証人になってください。お二人は最高にご幸福と思います。いつまでもいつまでもご幸福になってください。


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