「同期入社の新婦へのあいさつ」

同じ職場の女子社員を代表いたしまして、ひとことお祝いを申し述べさせていただきます。

新郎、新婦とも同じ職場の方でございますので、双方へお喜びを申しあげる次第でございますが、新婦久美さんにつきましては、とくにこの席をおかりして申しあげたいと思います。

 久美さんと私とは入社が同時でございました。同じように入社試験を受けまして採用となり、課は違いましたが、お互いに励まし合った仲でございます。

 久美さんという方は、淡々として、たとえば水のような方だと思います。あっさりしていて、それでいてどこかひきつけられる。ちょっと廊下での行きずりに、久美さんから会釈をされると、その同一日気持がよい、といったようなお人柄の方でございます。ひかえ目なそれでいて、印象的な存在の方です。そんな久美さんを一生の伴侶にスカウトした新郎工藤さんは、たしかにお目が高いと申せましょう。

 お二人の間に恋愛関係があったかどうかは、存じませんが、それはきっと、春の野に蝶の群れ遊ぶような、叙情的なお美しさであったろうと思われます。久美さんの明るくしとやかなお人柄からすれば、そんな楽しい空想もわいてくるのでございます。

 こんな想像のできる久美さんは、きっとよい奥さんになってくださるでしょう。佐々木さんはほんとうにお仕合わせな旦那様だと思います。私たちは心からお二人の新しい人生への旅立ち、をお祝いするものでございます。


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