このたび、○○子さまには、ご良縁が整いめでたくご結婚のお式をあげられましたことは、○○子さまをはじめ、ご両親様も、どんなにかお喜びでございましょう。心からお祝い申しあげます。

 先ほどから○○子さんのお美しい花嫁姿を拝見しておりまして、ふと東京駅のホームでのことを思い出しました。その日は同窓会で、久々にみなで楽しいおしゃべりをしての帰りがけ、電車を待つ間に○○子さんから、重大発表をうかがったのでございました。

 それは、ご婚約の発表でした。そしてそのとき○○子さんは目を輝かせて「とっても優しい人なの・・」と言って、恥ずかしそうにお顔を伏せてしまわれた、初々しいお姿が、まるで、昨日のことのように鮮明に脳裡に浮かんでまいります。そして、今日、だんなさまになられた、××さんが、○○子さんに、「結婚はゴールインではなくてスタートだ。これからは似合いの夫婦だねっていわれるように、お互いに努力しよう」と、優しくおっしゃった、とも、うかがいました。

 わたくしは、そのとき「ごちそうさま」といおうとして、ハッと思いとどまりました。○○子さんのお顔が、それはそれは真剣で、美しく輝いていらっしゃったからでございます。

″結婚はゴールインではなくてスタートだ″という、そのスタートである今日、あの日よりも何倍もお美しい○○子さんが、お優しいだんなさまと、しっかり手を取り合って、こんなにたくさんの方々の祝福と声援の中を、新しい人生に向かって、出発していらっしゃるということは、本当に素晴らしいことだと思います。きっとお二人の前途は、幸せいっぱいの輝かしい人生であるに違いございません。

 ○○子さん、おめでとう。

 わたくしも、心からご声援申しあげて、お祝いの言葉にかえさせていただきます。


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