在校生のあいさつ

高校生である自覚をもて

 

みなさんご入学おめでとうございます。さわやかな風がほほをなで、桜の花も咲き出ずる四月は、若人の胸おどらせる季節です。みなさんも、明日への希望ではちきれんばかりだと思います。みなさんに語りかけてくれる校舎、図書館、学生会館、体育館、各クラブ活動の部屋など、みんな今後三年間の友であります。私たちもみなさんと同じように希望に燃えて入学してから、はや二年の月日が流れ、時の流れの早さに驚いています。しかし、ふり返ってみれば、それぞれにすばらしい年月でした。

ここでみなさんにお願いしたいのは、まず高校生であることを自覚していただきたい。学生はまず勉強することです。日々の努力を怠らないようにしてください。勉強をするという心がけがその人を作っていくものだと思います。これができなければ、その上にいろいろと積み重ねることはできません。私は小さなことができなければ、何をやってもだめだということを改めて感じました。高校生としての自覚をお願いするとともに、私たち上級生もさらに努力するつもりです。

 

協調の精神を忘れずに

 

最大の難関を突破されて、本日の栄冠を獲得された皆さん、本当におめでとうございます。ここで重荷がおりたと考えられず、出発だというあらたな決意のもとに学生生活を送ってください。皆、おのおの違った希望を持って入学なさったことと思いますが、それは大いに伸ばすと同時に、団体でまとまらなければならないときは、利己的になるのではなく多少の犠牲を払っても、まとまるべき所は、一本にまとまりたいものです。

入学当初は、見るもの聞くもの、皆新しくとまどいがちですが、そこで挫折することなく、じっくりと長い目で物事を見、適切な判断をもって何ごとにも処対していきたいものです。一瞬の判断は失敗のもと、どうぞ思い出多い学生生活を送られるよう、日々新たなり、の気持をもって励んでください。校風はみんなの手で新入生の皆さん、今あなた方を迎えて、最初に大変ご苦労さまでしたと言いたい。あなた方の中で本校は厳しいと聞かれた方もあるでしょう。でも入学された以上、世間の風評などすべて捨てきって、裸になってみてほしいのです。

ここは、私たちみんなの学校です。校風はみんなで作り上げていくものです。あなた方に、私は新鮮な校風をみんなの手で築きあげてゆこうとよびかけたい。勉強でもいい、クラブ活動でもいい、学生でなくてはできないものを、この時代に得て、いつも心を、精神をとぎすまし、いま持っておられるハツラツさに、自覚あるいは正しい批判、精神をもち続けていただき、明日のために力を合わせ励まし合って進んでいきましょう。

入学のあいさつの類句

 

□桜らんまんと咲き誇る

桜らんまんと咲き誇るきょうのよき日、500名の新入生をお迎えしたことを、大変うれしく思います。諸君は、生まれてはじめて入学試験を受け、その苦しみを味わい、そして今日選ばれたよろこびを、しみじみと味わっておられると思います。

口元気な皆さんをここに迎え

元気な皆さんを、今ここにお迎えして、溌剌の気いちだんと溢るるを感じまして、本校の輝かしい前途を象徴するようで、私どもよろこびにたえません。ご承知のように、本校は輝かしい伝統をもった学校でありまして、皆さんのよろこびも一段と大きいのではないかと思います。

口きょうからの学生生活は、

さて、今日からの学生生活は、過去9年間の義務教育とは違いまして、すべて皆さんの意志にもとづく責任において送らなければなりません。したがって校則にしたがい、本校生徒の名誉をになう責任が生じたのです。学校が誇り得る生徒としての人格的行動、知能の開発、体力の錬成につとめてください。

口入学式の意義は

およそ入学式の意義は、本校の校風にしたがい、先輩の遺業を受けつぎ、輝かしい業績を残すよう勉学の誓いをすることであろうかと思います。それはまた、自分自身に、父母に、学校に対し、堅くなさるべきだと思います。

口入学のよろこびに酔いしれてはならない

皆さんは、入学のよろこびに酔いしれてはならない。皆さんの世代は、努力なくして生存競走に打勝つことはあり得ないからであります。そこで知識の向上、品性の陶冶、身体の練磨の三面にわたり、三年間みっちり、学業に専念し修業を重ね、豊かな教養を身につけて、将来、専門的学術研究に邁進し得る素地を養ってほしいのであります。

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