1/31(Sun)

本日は、鳥海オコジョランドスキー場で我慢する。本来なら、tacさんみたいに田沢湖にでも行きたかったのだが、娘を連れて遠出もできず、温泉入浴を兼ねて行ってきた。

雪質はやっぱり最高によい。矢島もきっとそうだろう。

ちょっとしか滑らなかったが、今日は意外に自分の課題が見つかった。それはフロントサイドターンの時の加重の仕方である。どうしても後ろ足に加重している自分に気付いた。Mac遠藤氏も言うように、フロントサイドのカービングは、どうも“ナヨッ”としてしまいがちなものだ。これはおそらくフォールラインに対して、自分から逃げている証拠ではないかと思う。どんなに緩斜面でも前足から加重が逃げているようだったら、それは間違いない。フロントサイドの時はどうしても身体がフォールラインに対して逆向きになる。誰もが初級者の頃に経験した、逆エッジの恐怖。これが頭の片隅に少しでも残っているからだろうか。うまい人の滑りを見ていても、フロントサイドターンの仕上げが、なんか変だな、と思うことは良くある。きっと自分もそうなんだろう。

スコーン、スコーン小池屋スコーンと抜重して切り替えていくのは簡単だ。中級くらいになれば、その感じは身体でつかめてくる。しかしそのような切り替え・クロスオーバーばかりしていると、いろんな斜面に対して対応できなくなってくるものだ。小さなコブからはじき飛ばされたことがある人は、その点に注意した方がいいだろう。あれたバーンでエッジが吹っ飛んだり、自分が吹っ飛んだりするのは、たいていこの抜重の仕方と、雪面に対しての加重の仕方に問題があると思われる。いわゆるパワーターンというものにも2種類あるが、これも雪質・荒れ具合で選択することになるから、スノーボードは難しい。一般には荒れ気味のバーンでは、伸身抜重(沈み込み加重)した方が安定したターンができる。この時雪面へのパワーの伝え方が中途半端だと、見事に吹っ飛ばされることになる。だから、荒れたバーンを滑り終えたときは、体に乳酸が貯まるのが良くわかるような気がする。それほど体力を使う。逆に言えば、そのようなバーンを滑って、息の上がらない人は、なんちゃってカービングターンをしている証拠になる。それとも強靭な心肺を持っているか、どっちかだ。

エッジを切り替える瞬間、その時にどれくらい加重しているかで、ターンの切れは変わってくる。まだ私もその瞬間がいまいちつかめていない。どうしても切り替えの瞬間はプレスしきれない。それが初めに述べたように、フロントサイドで“ナヨッ”とする原因の一つなのかもしれない。この点がわかっただけでも、今日のオコジョ行きは無駄ではなかったと思いたい。

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