2/21(mon)ナイター

 約束通り、まずは初心者の方へ向けて、老婆心的アドバイスを。

今日は矢島スキー場のコンディションが悪く、ろくに滑らなかったので、リフトに乗ってる時間に、ゲレンデを滑る他のスノーボーダーの観察をしていた。今日が始めて二回目くらいの人、そこそこ滑れるようになった人、そして、おおっ、こいつはすごいな、と思える人、様々であったが、特にその中で目に付いたそこそこ滑れる人についての一考察。

 彼は、たぶん推測では2シーズンくらいはやっていそうな感じ。ターンもできるし、スピードも乗っている。ただ、そのターンに問題が、ハナハダありました。彼に限らず、こういう人はよく見かけるが、要するに体の軸がグニャグニャなのである。フロントサイドの時に、お尻がボードよりも後に残っているのだ。つまりは、へっぴり腰なのである。自分では気づきにくいことだが、スピードもそこそこ出ているせいか、本人はかなり調子が良さそうに滑っている。きっと、"自分は今イケてるぞ"と思っているに違いない。他人から指摘されない限り、これは直らない。内倒にも直結し、その後の上達(あらゆる面での)も妨げる滑りなので、"自分もそうかな・もしかして"と思い当たる人は、誰か人に見てもらおう。

昨日新潟のスキー場で、禁止区域を滑った人たちが、死んだり、大けがをした。30を過ぎて、家族もあろう人が死んでしまった。スキー場側にも問題はあろうが、やはり滑る人間に問題もある。私はこのニュースを知って、悲しくなってしまった。亡くなったことはもちろんだが、30も過ぎてそのような常識を守れなかったことを。スキー場は、明確に危険な個所にはロープを張って滑走禁止にしている。しかしそれを平然と破り、スリルを楽しむ、命知らずというか、簡単に言うと、馬鹿がまだいる。そういう人は、登山して、滑り降りればいいのだ(これが一番おもしろいことなのだから)。我々スキー場に行く人間は、箱庭で遊んでいるという意識を忘れてはいけない。その箱庭から一歩でも踏み出した場合、とても危険なことをしているという自意識を、常に持つべきである。

 最近某少年漫画でも、スノーボードを扱ったものが新連載されたが、あの手の漫画が、今後の若い連中を啓蒙していくのでは、と少し心配である。

スキー場でのマナーの悪さは最近、スキーヤーよりもスノーボーダーの方が、遙かに上だ。自分の首をしめること、ひいてはスノーボーダー全体のイメージダウンにつながるようなことは、絶対にすべきではないと思う。

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