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ここを更新するのも久々になってしまった。

 
唐突な話だが、ここをお読みの方々は「横手やきそば」なるものがあるのをご存じだろうか。かくいう私もつい最近まで知らなかったのだが、どうやらあの「かまくら」で有名な横手市では町をあげてこの新名物の知名度アップに取り組んでいるらしい。
 秋田県内のスーパーでは2食入りがすでに発売されており、私も先日食べてみた。メンは普通だが、ソースがちょっと普通のやきそばと違う。汁っけが多く、メンの下にたまるくらい。さらにその上に
目玉焼き福神漬けを乗せていただくのが正式な食べ方らしい。
紅生姜ではなく福神漬けというあたりがちょっと個性をにじみ出しているではないか(^_^)
 
先日NHKマイルを横手の場外馬券場まで買いに行ったとき、その施設内にあるレストランに立ち寄った。すっかり焼きそばのことなど忘れていた私は、カツカレーなどを注文してしまったが、メニューにはその「横手やきそば」の文字はなかったと思う。私を含め、もし客の目を引くような大きな文字がそこにあったらば、多く人は間違いなくそれを注文したはずである。

とかく秋田県人は商売が下手だと言われる。お隣山形県の方々はその点巧みで、秋田県内にもチェーン店を張り巡らすなど、秋田への進出がめざましい。
この横手のやきそばの件にしても、着眼点としてはおもしろいし、現にラーメンや餃子などでは有名な都市が全国にはわんさとあるわけだから、秋田県内にもひとつくらい食べもので有名な町があっても良いはずだ。

ラーメンといったら○○○、餃子といったら△△△といわれるように、普段まめに食べられるものが町と一体になって全国に喧伝されていくことはとても素晴らしいことだと思う。横手市の飲食店組合・(できれば)行政には今後もぜひ頑張ってもらいたいものだ。

PS.私はやはり紅生姜の方が焼きそばには合うと思うのだが(^_^;)
5/16
先日ヤフーオークションでお取り引き頂いた方からあるお裾分けを頂いた。キノコ缶詰のお取り引きだったがゆえに、そのお裾分けもキノコであった。メールのやりとりで、私がこれまで食べたことのないキノコの話になったのだが、わざわざその方は採ってきたばかりのそのキノコを送って下さったのである。いやはやそのキノコ(ハルシメジという)のおいしいことおいしいこと。(^_^)秋に出るキノコに一歩もひけを取らないどころか、かえっておいしいくらい。家族一同感動した味であった。
いろんな方とお取り引きしてきたが、このように親切にして下さる方はそういない。ごくマレに、辛辣な落札者の方もおられるが、99%のお取り引き相手は人格者である。先日ドライバーを御落札下さった方は大学教授であられ、メールを通じて様々なことをお教え下さった。今現在も
函館の方ととても楽しいお取り引きを続けている。(私が落札者)
このように、ヤフーオークションのみならず、オークションとはとても楽しいものである。不幸にして詐欺まがいな出品・落札者もたまにいるようだが、繰り返すように99,9%の人は信用おける取引ができる人だ。
まだまだこのネットオークション、様々な可能性を秘めている分野だと思う。
5/26
アオベエも言ってるように(^_^;)私は今週、隣町の漁港の堤防に、アジ釣りに出かけた。2日間出向いて、釣果はアオベエの言の如し。
一日中釣れっぱなしということではないが、終わってみればクーラーは一杯になっているという状態が続いている。
周知のようにアジは回遊魚だから、ムレで回遊行動し、捕食の時間になると岸に寄ってくる習性がある。従って釣れなければ全く釣れないし、一旦釣れ出すともう入れ食い状態となるのだ。だいたい釣れ出す時間も決まっており、早朝五時前後と、夕方五時前後、この時間帯が一番釣れる。(いわゆる"マズメ)
 仕掛けは人によって様々だが、ほとんどの人は「サビキ」と呼ばれる手軽な仕掛けで釣っている。これはいわゆる擬餌針で、エサをつけることなく、ただ五〜六本の針がついた仕掛けにオモリをつけ「えいっ」と海に向かって投げ込み、ゆっくり手前に引きながら「アタリ」を待つ仕組みである。
 その他には「ウキ釣り」もある。針を一本だけつけて「ヘラブナ釣り」のように頑張る人もいるが、私も含め、たいていは大きなウキと
コマセカゴ、その下にさきほどの「サビキ」の仕掛けを結んで、じっくりとアタリを待つのが主流だ。( 魚を集めるための細かいエサ)  これはコマセの補充がやや面倒くさいが、コマセをまかないで魚が寄ってくるかといえば決してそんなことはない。偶然通りかかったお魚さんがかかることもあるが、そう言う場合は2〜3匹釣れるだけで後が続かない。
 水中に広がった
コマセに群れてきたアジはしばらくの間そこを動かず、しばしの間入れ食い状態となる。こうなればしめたもので、どんな仕掛けでも、どんなに腕に自信がない人でも釣れっぱなしとなる。(タナだけはあっていないとどうしようもないが)
 アジに混ざって
サバもかかってくる。サバは小さくても針がかりすると暴れ狂うので、混み合った堤防では素早く上げないと、隣の人とオマツリしてしまうことがあるので要注意である。( 糸がからみ合ってしまうこと)
 しかしそんなサバでも、生で食べると味はアジより(^_^;)はるかに上。サバの刺身はまさに「禁断の味」である。あの怖〜い「アニサキス」という寄生虫は、釣れたての場合、サバの内臓に潜んでいる。サバがお亡くなってから初めてジワジワと肉の部分に移動する(らしい)ので、釣ってから数時間の間は安全なのである(らしい)。(あくまでも"らしい"のでムシが怖い人は同条件でも絶対手を出したらダメです)
私は以前船で釣ったサバを刺身にして食べたことがあるが、これはもう、マグロよりおいしいのではないかと思うくらいであった。 (特に秋のサバで釣ってから1時間以内)

もう一ヶ月ほどは秋田県由利沿岸でアジ釣りが楽しめる。
それが過ぎるとカマス、アオ(ワカシ)、キス、クロダイなどが本格化してくる。船ではマダイが釣れ始め、ランプをつけたイカ釣りも始まる。
昨年は船釣りはおろか、一度も釣りにも出向かなかったので、今年こそは再びあの「サバの刺身」を食すべく、今から心が躍っている私でありました。(^.^)
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