6/2
日、日帰りで岩手は三陸方面、宮古と釜石をドライブしてきた。
一歳の息子にとっては初の長距離ドライブで、飽きないかどうか心配だったが、大きな問題もなく530キロという距離を無事に走り回ってきた。
当初、宮古市にある魚菜市場で海産物を買おうと思って意気込んでいたのだが、なんとちょうど定休日にあたり玉砕。仕方なく近くのスーパーでめぼしいものを探してみるが何もなく、第2の目的であった「宮古ラーメン」を大量購入してやや溜飲を下げる。この宮古ラーメンなるもの、180円ほどで麺一食と二倍希釈のスープ、それに小さいがちゃんとチャーシューまで入っている。したがって具を用意することなく、茹でればすぐに食べられるので非常にコストパフォーマンスが高い(^_^;)(ネギは自分で入れましょう)
 肝心の味の方は、まあ下手なラーメン屋よりはずっとうまいと言える。魚ダシが効いていて、海系ラーメン好きには応えられない。
昔ヤフオクで宮古の方とお取り引きしたとき、私は振込ではなくこのラーメンを送って下さいとお願いしたことがある。御落札者はとても親切な方で、代価よりも多くのラーメンを送って下さった。宮古まで片道250キロ走らなければ手に入らないラーメンなので、その時はとてもありがたかった。ま、そのくらい私はこのラーメンが好きということである。
浄土ヶ浜のおみやげ屋で売っている「イチゴ煮」の缶詰もまたうまい。行くたびに買ってくることにしている。一缶1000円以上するが、「イチゴ」ことウニもしっかりと入っており、またそれを浸している「汁」が格別。ウニとアワビの濃縮されたダシが渾然一体(^.^)これを使ってご飯を炊くととてもおいしいらしい。

帰ってきて思うことだが、やはり岩手は広い。秋田の隣県には違いないが、日帰りではきつい。釜石に着いた頃にはもう夕方で、なにも見られなかったほど。
橋上市場も終わっていたし・・・。

とはいえ、今度はゆっくりと小岩井にでも出かけようと、一人心をはずませている二児のパパでありました(^.^)
6/8
一つ前のコラムで三陸旅行のことを書いたのだが、その後再び娘を連れて隣県までドライブに行ったのでちょっとここで書いてみたい。
 行き先は宮城県鶯沢(うぐいすざわ)町にある「細倉マインパーク」という「パラダイス」(^_^;)
(このパラダイスという表現は「探偵ナイトスクープ」をご覧になったことがおありの方ならわかるでしょう)
ここはいわゆる炭坑跡を利用した施設で、長さ777mの洞窟内にはテーマ別に様々な展示物がある。
また内部は常に気温18度くらいに保たれており、暑くなるこれからのシーズンにはちょっと涼むのにうってつけだ。

私は今回10年ぶりに2度目の訪問だったが当時とほとんど変わっておらず、お客さんもそこそこ入っているのを目にして、なぜだか自分のことのように嬉しかった(^_^;)
 さて我が娘、初めは足取り軽く中に入ったのであるが、入り口から50mほどの所にあるマネキンさん(写真3枚目)たちがいきなり動き出すのを見てパニック状態へ。なにしろそこは洞窟内である。「こわいよ〜〜!おうち、かえる!!」の大声がエコーとなって響く響く。他のお客さんもいる。もうこれ以上進めるわけがない。入り口まで取り乱したように逆行して走る娘。その頬からは涙が飛び散る。
 入場料900円も払ったのに、わずか一分でいきなり出口に走られる父の身にもなって見ろ!泣きたいのはこっちであった。
 その後はもう、どうナダめてもスカしてもダメ。絶対に中に入ろうとしない。
まあ写真にあるように
(ここのマネキンさんたちは観光地にありがちな「青い目をしたマネキンさん」ではなく)実にリアルなお人形さんなので、子供じゃなくてもセンサーでいきなり動き出したらビックリするっちゅうもの(^_^;)
 どうしても900円が惜しかった私は、娘を車に残して、ひとりでしっかり見学して来ましたが、やはりちょっと(一人残してきたのが)不安だったので、見学行程1時間のところを5分で駆け抜けました(^_^;)

少々この体験は娘にとって少し早かったかもしれないが、逆に悪いことをしたときに、
「またあのまっくまっく(暗いところ)に連れて行くよ!」という脅しが一つできたので、よしとしている父でありました。


6/16
ここ毎日、ワイドショー・ニュースでは宅間のことで持ちきりだ。
そこであまりテレビでは紹介されない彼の実体について自分なりに情報を集めてみた。
まずこの男、徹底した「弱いものイジメ人間」らしい。
たとえば別れた妻を執拗に脅迫するようなことに始まって、見合い会社で知り合った初対面の女性をいきなりラブホに連れ込もうとするなど、それはもう理性のかけらを微塵も感じさせない行動をとる人間のようだ。

しかし弱いものイジメ人間の典型なるかな、自分より強いもの(色んな意味で)に対してはコメツキバッタへと華麗に変身するらしい。たとえば今年3月に購入した車の未払い金の返済を迫った社長に対しては「スンマヘン」と子供のように平謝りだったそうだし、現に警察の事情聴取でも日に日にその弱さを露呈し、今回の事件の計画性まで話し出しているではないか・・・・。

公私ともにお世話になっている
「面白半分」の佐々木先生は、今回の事件に関し独自の考えを提言しておられたが、その中で述べられている「消火器」を使った侵入者撃退法は名案だと思う。私はこの事件が発生した当初から、現場の教師は何してたんだ!と怒っていたのだが、もし教室にある消火器を宅間に向けて噴射していたなら、もしかしたら犠牲者の数は減っていたかもしれない。

このような事件には「たら・れば」は禁物だが、日頃から外部侵入者に対してはそのような対策法を学校側で練っておけば、ここまで被害が大きくならなかったような気がしてならないのである。しかしお偉いさんの唱える対策はあまりにも的がはずれているようで・・・そのことを佐々木先生は嘆いておられた。

いずれにしろイスを投げつけたくらいでは、あのようなキチガイの凶行を止めることはできないのですよ、担任の先生。

極論かもしれないが、この事件によって日本国内には絶対安全な場所はなくなったといえるかもしれない。日頃から常に危機意識を持ち、自己防衛を心がけなければならない、そんなイヤな国になってしまったのだろうか・・・・。

書き忘れたが、宅間はあのダウンタウンの松本人志と同級生だそうだ。(高校)


6/20
昨日雨の中、妻子ともども五城目町(片道70キロ弱)まで出かけてきた。
なぜ五城目町に?・・・勘の良い秋田県在住の方ならおわかりだと思うが、そう、五城目町に県内最大規模の「ジャスコ」が開店したのである。
別に物珍しくて行ったわけではなく、妻の仕事関係でのお出かけだったのだが、
いやー、その建物のでかいことでかいこと。(^.^)
現在北へ向かって建設中の秋田道インター予定地のすぐそば。その建物はかなり離れたところからでも見えてくる。
一階のみの店舗なのだが、その床面積は相当広い。
向こう端はかすんで見えるほど。
そんな広い店内でうちの※1「もじゃね」娘はちょっと目を離している隙にふいといなくなってしまった。私と妻が二手に分かれて探すものの、私はその広い店内を2周しても発見できず、しかも探しているうちにこっちが迷子になってしまった。ミイラ取りが・・・てなやつだ。いくら探しても妻たちが見つからない。そこで冷静に考えた私は、「そうそう、こういう時こそ携帯を使えば・・」と思い、ポケットに手を突っ込んだが、ああ悲しいかな、その携帯はさっき妻のカバンに入れてしまっていたのであった・・・。
結局汗までかいて店内を何周もグルグルした私はまるで店内巡回員。
ま、おかげで店内のお店の配置はすっかり把握しましたが。

ようやく妻たちと合流できたのははぐれてから30分は余裕で過ぎた頃。
いなくなっていた娘はどうなっていたかというと、尿意を催し、どうやらひとりでトイレを探したのはいいのだが、当然自分一人でシッコスできず、入り口で泣いているところを妻に発見されたそうな・・・。あまりシッコスを我慢したものだから、ちょっとチビりあとがパンツに残っていたりして(〜_〜;)

最後に、店内にあるマクドナルドでハンバーガーを買ったのだが、注文したものに不足があり、大いに憤慨する。ちゃんとレシートには「二ケ」と書かれているのに一個しかハンバーガーは入っていなかったのだ。※2がんぜないと言われるかもしれないが、私はすぐさま引き返し、怒り心頭にそのことを伝えると、ポテトをおまけしてつけてよこした。
開店まもない大型店などではこのようにスタッフ一同混乱していることは良くあることだが、逆に客にとってはその店の第一印象が肝心と思う人も多くいるわけで、店側には開店前の従業員教育を徹底してもらいたいものだと、私のような者は思うのであった。

まあそんなことはさておき、ここのジャスコに家族で行く時は、シッコス&ウンチョスは済ませておこう。広くてなかなかトイレまでたどり着かない(マジで)。
それから遭難したときのためにビーコンは必需品である(笑) 持ってない人は携帯電話。もちろんパートナーも持っていないと意味はないのだが・・・。(^o^)ハハハ

※1 「もじゃね」 秋田弁 落ち着かないなどの意。
※2 「がんぜない」秋田弁 こどもっぽい、大人げないなどの意。(ほんとか?)


6/26
私はかなり以前から「湧水マニア」である(^_^;)
県内外問わず、良い水が涌いている場所には例え数百キロだろうと車を走らせ、
汲みに行く。
以前喫茶店をやっていた頃は、毎週二回ほど(塾をやっている)東由利まで馳せ参じ、ポリタンクに3つほど汲んで、それをコーヒーを入れるのに使っていた。今から十年ほど前のことである。当時は今ほどあまり「おいしい水」に対して世間は注目していない頃で、自分の店でもお客さんの好評を得ていた。


上の写真は毎週その恵みに預かっていた東由利「ボツメキ」水源の約10年前の写真である。

現在では(自分で言うのも何だが私のかなりの宣伝効果もあり(^_^;))すっかり県内はもとより、県外においても有名になり、ボツメキ周辺には絶えず水汲みの人の車が止まっている。私が毎週通っている頃は、アクセス道路もひどく、水源地もただ水がジャージャーとあふれているだけの場所だったが、今やその道路も新たに開通し、水を汲む場所も改良され、周辺は大変きれいになった。
 
ここの決して枯れることのない湧水は、古くから東由利町の水道水に利用されてきた。
背後にそびえる「八塩山」に何十年、もしくは百年以上前に積もった雪が、何重という天然のフィルターでろ過され、今になって涌いてくるのだ。ここの水はそう言った意味で東由利の歴史の証人でもある。(ちなみに「ボツメキ」という名称はおそらくアイヌ語から来たものだろうと推測されているが、詳細はイマイチよくわからない。)

そんな水オタクの私がもっと気に入っている湧水がある。場所はヒ・ミ・ツ(^x^)
なぜならここは本来水を汲むべき場所ではないからだ。写真だけお見せするが、今はこのトンネルの外観も変わっていると思うので、見つけるのは至難の業だろう(^_^;)

写真中央、トンネル内のポリタンクがあるのがおわかりだろうか。こうして水を汲む(採集する?)のである。当然多くの人が集まって一斉に水を汲むと交通の障害になるので、場所を明確にすることはできないのだ。あしからず。
ここの水はボツメキよりさらにまろやかである。コーヒーやお茶にはベストマッチする。ただし、その噴出量があまりにも少なく、ポリタンクを満タンにするのに何十分もかかるので最近ではほとんど汲みに行くことがなくなってしまった。またその後トンネルを工事したという話を聞いたので、もしかするともう水は涌いていないかもしれない。

最後にもう一カ所。ここはやはり東由利町にある「桜シズ」という湧き水である。

ここも古くから地元では有名な「シズ」で、大きな桜の木の足下からコンコンと涌いていることから「桜シズ」と呼ばれる(現在は桜の木はないようだが)。ここのシズの水質の良さを証明するように、ここには「バイカモ」という水草が生息している。これは本当に水のきれいな場所でなければ生きることのできない水草で、今や日本ではその絶対数の減少も報告されている希少種だ。ここの水もまたうまい!キノコ採りの帰りに良く利用させてもらっているが、渇いたのどに染みわたる冷涼感といったら、もうこれは筆舌尽くしがたい。

 先日、県内ではもっとも有名な湧水群をもつ「六郷町」の水を汲んできた。
そしてボツメキの水と両方で水割りを作って飲んで比較してみた。
結果、家庭内では2対1
(六郷に旗を上げた妻はこの日風邪を引いて鼻が詰まっていたというハンデ(^^ゞ)でボツメキの勝利。
ボツメキの水で作る水割りは非常にまろやか。ミネラル分が豊富だと言うことは素人でもわかるくらい。やはり背後の八塩山の天然フィルターの威力はすごいものがある。
東由利町はこのような自然財産を持っていることを誇りにしてもらいたい。
(本音・・・もうあまり宣伝しないで(^_^;)  知る人ぞ知る・・程度にしておいて下さい。
水汲むとき順番待ちになるのイヤなので(笑))

・・・6/27付け足し。↑を書いたあとボツメキ水源地まで行って来ました。
写真を撮ってきましたので、現在の姿をご覧下さい。

現在のボツメキ水源地

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